わんこ母ちゃんです。こんにちは。
愛犬がすごく耳を痒がるけど、どうしたのかな?
我が家のパピヨン君は、これまでに何度か耳のトラブルに見舞われたことがあります。
一度は外耳炎になりましたが、そのときは右耳を何度もバリバリと掻いていたのですぐに気づきました。犬っていかにも痒そうに耳を後ろ足でバリバリと掻きます。
「ずいぶん掻くなぁ」と、掻く姿を見ていたら、こんどは器用に足先を耳の中に入れてバリバリ掻き出したから慌てました。
「そんなことしたら耳にキズがついちゃうじゃない!」とすぐに止めましたが時すでに遅し。耳の中には足の爪によるひっかき傷があり、うっすら血が滲んでいました。
「あぁ、キズが!!」
さらに耳の奥を覗き込むと、耳の内側の表面にこげ茶色の耳垢が所々あるのが見えました。
「耳垢があるねぇ。このあいだ拭いたばかりなのに。これが痒みの原因?」
最近、耳の中が汚れるので、気づくと綿棒で耳の表面の汚れを取っていたんです。つい先日もきれいにしたばかりでした。
愛犬が耳を痒がっていると気になりますよね!
- どうして痒がるの?
- もしかしてアレルギーか何か?
- どうやって対処したらいいんだろう?
と考えてしまいます。
「痒みの原因は耳垢?アレルギー?」と考えていたら、またバリバリと耳を掻きはじめたので「ダメダメ!」と後ろ足を押さえながら「病院へ行こう」と決めました。
病院へ行ったところ、なんと、驚くべき事実が発覚しました!!
わんこ母ちゃん、大きなミスをやらかしてました。
詳しくお話します。
犬が耳を痒がる理由は?
さっそく動物病院へ行きパピヨン君の状態を説明すると、「じゃあ、ちょっと調べてみましょうか」と先生。
パピヨン君の耳から耳垢の一部を何かの器具ですくい取ると、小さなガラス板にペタッとつけました。つぎにドライヤーでガラス板の耳垢をブォーと乾し顕微鏡にセットすると、覗き込んで「あぁ、いますね~」。
「いるって、何がいるんですか(汗)?」
私が聞くと「バイ菌です。耳にキズがついてバイ菌が入ったんでしょう」と先生。
「バイ菌?マメに耳掃除していたのに・・・」
「どうやって耳掃除してました?」
「綿棒で拭きってました」
「あぁ!原因はそれですね。綿棒です」
「えっ・・・綿棒が原因?? アレルギーじゃないんですね!」
パピヨン君は軽度の外耳炎でした。耳が痒かったのはそのためです。
アレルギーで痒みが出ることもありますが、ウチの子の場合は、綿棒による耳掃除で耳に細かいキズがつき、細菌が入ったことが原因です。
つまりは私が原因でした! パピヨン君、ごめん!
犬が外耳炎にかかる理由
外耳炎は、犬がかかりやすい病気のひとつですが、その原因は様々です。
パピヨン君のように耳についたキズに細菌が入り込むこともありますし、耳の皮ふの常在菌であるマラセチア(真菌)が増えすぎて起こることも多いです。
耳ダニなどの寄生虫や、何かしらのアレルギーが原因で外耳炎になることもありますし、小さな昆虫や植物のタネなどの異物が入り込んだり、耳におできや腫瘍ができて炎症を起こすこともあります。
間違った耳掃除が原因で外耳炎になることも!
パピヨン君は軽度の外耳炎でしたが、原因は綿棒による耳掃除でした。
私はパピヨン君の耳のお手入れに綿棒を使っていました。耳の表面の汚れを綿棒で軽く拭き取るようにしていたんですが、これが良くなかった。
綿棒で汚れを拭き取ると同時に、肌にキズをつけてしまっていたんです。
パピヨン君の耳にキズをつけるつもりはありませんでしたが、先生によると「犬の耳の表面はとてもキズつきやすいんです。綿棒でこする程度の摩擦でカンタンにキズがついてしまうんですよ」とのこと。
犬の耳の中を綿棒やガーゼでこすると、飼い主がどんなに優しく拭いているつもりでも、細かいキズをつけていることが多いそうです。
イヤークリーナーを含ませたものならまだしも、乾燥している綿棒は犬の耳にとっては凶器に近い存在らしい。
犬のケア用品のなかには綿棒もふつうにあるので、私を含め犬の飼い主さんは使いがちですが、耳のケアに綿棒を使うのは間違いです。
可愛い愛犬の耳の皮ふをキズつけてしまうのでヤメましょうね!
キズに細菌が入って炎症を起こして耳垢となり、犬は痒くなるからまた耳を掻き、飼い主は耳垢を綿棒で取ると同時に皮ふにキズをつけ・・・といった負のサイクルに入ってしまいます。
外耳炎の治療方法
外耳炎の治療方法ですが、症状が軽い場合は、点耳薬を直接耳に薬をたらす方法で治療します。
パピヨン君は症状が比較的軽かったので、処方された点耳薬のみでの治療となりました。耳に点耳薬の液体をブチュッと入れるのです。
液体を耳に直接入れるなんて大丈夫なのかと最初はビックリしましたが、犬の耳は人間とは違いL字型をしているので、直接液体を注ぎ込んでも大丈夫なんだそうですよ!
なので思い切ってパピヨン君の耳に点耳薬をブチュッ! そのあとは耳の中を揉み込むようにマッサージです。
最初はかな~り嫌がりましたがガマンしてもらいました。このときは一週間もしないうちに良くなりましたよ^^
痒みや感染の症状がひどければ、注射や飲み薬が処方されることもあります。定期的な耳の洗浄が必要な場合は通院が必要になることもありますよ。
おかしいと思ったら、早めに治療するようにしましょう。
耳ダニなどの寄生虫や、何かしらのアレルギーが原因の場合は、症状によって治療法は変わってくるので、動物病院でしっかり相談してくださいね!
正しい犬の耳掃除の方法とは?
わんこの耳の正しい耳掃除は、耳にキズをつけない方法でやりたいですね。もちろん、耳が汚れていなければ、耳掃除の必要はないですよ!
耳の汚れ具合は個体差による違いが大きいのです。毎日お掃除しなければ汚れがひどくなってしまう子もいれば、耳掃除をまったくしなくても問題ない子、季節によっては必要な子などさまざまです。
我が子の体質を見極めて、ケアしていきましょう。
◎正しい犬の耳掃除の方法
動物病院の先生から教わった、いちばんおすすめの方法はイヤークリーナーを直接耳に注ぎ込み、クチュクチュと揉み込むようにマッサージする方法です。耳をキズつけることなくキレイにすることができます。
ノルバサン オチックなら動物病院でも使用しているイヤークリーナーなので安心なのでおすすめです。
何より汚れ落ちが良いのがいいですね。パピヨン君の場合は一度の利用で臭いもスッキリとれました。
但し、突然耳に液体が入るとビックリしてすぐに頭を振ろうとするんです。
なので「大丈夫、大丈夫!」といってなだめつつ頭を押さえてからブチュッとやらないと、飼い主自身がイヤークリーナーを浴びることになるのでご注意ください。
耳が汚れやすい垂れ耳のわんこでも、こまめにノルバサンオチックを使ってケアすることで常にスッキリした状態を保つことができるのでおすすめです。
アルコールが入っているので、アルコールのスースーする刺激がキライな子には不評価かもしれません。
我が家の場合は、あまり汚れていない場合は、シャンプーの際にシャワーのぬるま湯を耳に注ぎ込んで洗ってしまうこともあります^^;
イヤがりますけど、シャワーするだけでもキレイになりますよ(笑)
シャワーのあとはしっかり乾かすことも忘れずに!
まとめ
◎犬が耳を痒がる理由は?
犬が耳を痒がるのは、外耳炎で耳に炎症を起こしている場合が多いです。
◎犬が外耳炎にかかる理由
- 間違った方法の耳掃除で耳についたキズに細菌が入り込んで炎症を起こす。
- 耳の皮ふの常在菌であるマラセチア(真菌)が増えすぎて起こる。
- 耳ダニなどの寄生虫
- 何かしらのアレルギー
- 小さな昆虫や植物のタネなどの異物
- 耳におできや腫瘍ができて炎症を起こす
など。
外耳炎の治療方法とは?
- 症状が軽い場合は、点耳薬を直接耳に薬をたらす方法で治療。
- 痒みや感染の症状がひどければ、注射や飲み薬が処方。定期的な耳の洗浄が必要な場合は通院が必要になるケースも。
◎正しい犬の耳掃除の方法とは?
綿棒もガーゼも使わずに、イヤークリーナーを直接耳に注ぎ込み、クチュクチュと揉み込むようにマッサージするのがいちばん安全で効果的です。
わんこが耳を痒がっているときや、耳掃除の方法について参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
シャワーで流すってあるけど、耳に水が入って良くないんじゃ?
逆に耳悪くしますよ。
こんにちは!コメントありがとうございます^^
耳にシャワーしてしまうなんて、たしかに心配になりますよね^^;
ですが、犬は耳の中に水が入っても、
頭をブルブル振って水を弾き飛ばすので大丈夫です。
このことは愛犬が外耳炎で動物病院にお世話になったときに確認しています。
犬は多少耳に水が入っても奥には入らない構造になっているのだそうです。
トリマーさんもシャンプー成分を残さないように、
耳の中まで洗っている人が多いそうですよ。
但し、洗った後はしっかり乾かすことが必要です。
パピヨンは耳の内側も毛が多いので、しっかり乾かしてます^^