わんこ母ちゃんです。こんにちは。
うちのわんこ(パピヨン10才♂)の内股、左脚の付け根あたりに黄色いカサブタがあることに気づきました。
「膿皮症」のようです。
他にもカサブタはないかと毛を掻き分けるようにチェックをしてみると、背中、左右の脇腹とさらに3つの炎症を発見してしまいました。
背中や脇腹は、掻きたくても愛犬の足が届かない場所なので、掻いてあげると「痒いのそここそこ!」といわんばかりに体をブルルッと震わせました。
「膿皮症」とは、もともと犬の皮ふに常在している菌が、抵抗力の低下などによって異常に繁殖してしまい、発疹やかゆみを引き起こす病気です。
抵抗力の弱いシニア犬(老犬)や子犬、アレルギーのある犬に出やすいといわれています。
膿皮症と思われる肌トラブルを発見したら、早めに治療するのが大事です。悪化すると治りにくくなりますし、わんこの体の負担も大きくなります。
わが家の愛犬の膿皮症は、現在はずいぶんと改善されています。
家庭でできるケアとして効果的だったのは、ひば油を使ったひば水による療法です。
もっとも症状が軽く見えた左脚の付け根のカサブタは、ひば水の塗布をはじめるとみるみるうちにカサブタが消えていき、3日程度で完治してしまったので呆気にとられました。
今回は、膿皮症の基本的な症状や、わが家の愛犬が実践して効果のあったひば油を使った療法や、痒みを抑える作用が確認できたzoicの薬用シャンプー&薬用リンスについて書いています。
わんこの膿皮症が気になっている飼い主さんはぜひチェックしてみてくださいね!
Contents
膿皮症を治す方法
膿皮症は、犬の皮膚にいる常在菌のブドウ球菌が、異常に増殖して皮膚に湿疹ができる疾患です。湿疹・肌の赤み・かゆみ・フケ・かさぶた・脱毛などがみられます。
膿皮症を治すには以下の2点が必要になります。
- 膿皮症を起こしている皮ふを治療する。
- 膿皮症を起こす原因を突き止めて改善する。
先に②の膿皮症が発症する原因はどのようなものがあるか見てみましょう。
膿皮症の原因
犬の皮ふの上には、常に菌がいます。健康状態が良いときはブドウ球菌などの常在菌に影響を受けることはありませんが、加齢や体調不良などで抵抗力が低下すると、常在菌に負けてしまうことがあります。
わんこのマットやタオルなどを長期に渡って使い続けるなど、不衛生な状態が続くと、わんこの肌がトラブルを起こしやすくなってしまうことがありますよ。定期的にシャンプーやブラッシングをして雑菌が溜まらないよう留意しましょう。
わんこたちは床に近い部分にいるので、床や部屋の隅のほこりやソファやテーブルの下などの埃を吸い込みやすいので気をつけてください。
また睡眠不足もよくありません。夜更かしはほどほどにして、わんこがぐっすり眠れる環境を作ってあげましょう。睡眠不足から肌の抵抗力が落ちてしまうこともあります。人間、とくに女性にとって睡眠不足がお肌の敵になるのと一緒です。
アトピー性皮膚炎やアレルギーを持っている子は、皮ふトラブルを起こしやすいですし、クッシング症候群や脂漏症、甲状腺機能低下、糖尿病なども皮ふに影響を起こしやすく膿皮症の原因になることもあるようです。
膿皮症ができやすい箇所
膿皮症はからだのどこにでも発症しますが、顔・脇・内股・肉球などお肌の柔らかいところに多くみられます。
湿疹やかゆみなどから、舐めたり掻いたりして悪化させてしまうと膿が溜まる・痛みが出る・発熱するなどの症状があらわれることもあります。
湿気のたまりやすい梅雨から夏にかけては悪化しやすいので特に注意してあげたいですね。
膿皮症の治療と対策
愛犬のお肌に通常ではないフケやカサブタを発見したら、まずは行きつけの動物病院に相談してください。
しかし、膿皮症をはじめ、皮ふトラブルの原因はケース・バイ・ケースなので判断するのはむずかしいのが現状なんですよね。
皮ふの検査をして、細菌に感染していれば膿皮症だとわかりますが、何が原因で膿皮症になってしまったのかが、わかりにくいのだとか。
原因がひとつではなく、いくつもの要素が重なって膿皮症になっているケースもあるようです。
膿皮症の治療
膿皮症には、どのような治療が行われるのでしょうか?
皮ふに起きたトラブルの治療は、まずは出来てしまった炎症を抑え、次に炎症が起こる原因を消すのが正しい治療方法になります。
膿皮症の患部に対しては、抗生物質による治療が一般的です。かゆみが強いときはステロイドを使うこともあります。
皮ふの清潔を保ち、菌の繁殖を抑るため定期的に薬用シャンプーで洗うと良いとされています。
ひば油(水)による膿皮症のケア
膿皮症になる原因がわからないと再発してしまうむずかしさがある一方で、おばあちゃんの知恵滴な方法で膿皮症の症状を改善する方法もあります。
ひば油とは、ヒバの木から抽出した天然の油で、青森地方では古くから利用されているものです。抗菌作用に優れて、虫よけの効果もあります。ヒノキの使い方と似ていますね。
膿皮症の治療には、ひば油を水道水に垂らし“ひば水”を作って使います。
使い方はカンタンなんですよ。作ったひば水を患部に1日に2、3回スプレーするか、滴下するだけです。
このひば水による膿皮症の治療方法は、見聞きして知ってはいましたが、まさか自分の愛犬の治療に利用する日が来ようとは。
そう、うちの愛犬が膿皮症を発症したのです。
以下にウチのコのケースとして、ひば水を使って治療した方法をご紹介します。
◆ひば水で膿皮症をケアした方法
内股・背中・横腹の合計4か所に、黄色や黒っぽいカサブタがあり、皮ふも赤みを帯びて炎症を起こしていました。
これはひどい!治してあげたいけど、どうしよう?
じつはウチの愛犬、ここ1年ほど体をしきりに痒がるようになっておりました。病院にいっても原因がわからず、アレルギーで片付けられてステロイドと抗生物質による治療を受け続けていたんです。
なので病院へ行くのは避けたいと思いました。これ以上、ステロイドや抗生物質の使用は避けたかったのです。
そこで思い出したのが、ひば油を使った治療法!
ひば油を使ってみたところ効果があったという話も見聞きしていたので、もし、天然の油で膿皮症が治るならと、ひば油を取り寄せてみました^^
じゃん!
せっかくなので天然ひばと、水溶性だというナノヒバオイルの2本セットを購入です。届くや否や「ひば水」を作ってみました。
ひば水の作り方はとってもカンタン!
水道水100mlを入れたペットボトルやスプレーボトルにひば油3~4滴を滴下してシャカシャカ振って混ぜるだけです。
ひば油は3~4滴しか使わないなんてリーズナブルですね。反対に濃くするのは良くないそうですよ。
水道水100mlに3~4滴がベストとのこと!
- ペットボトルやスプレーボトルを用意する。
- ボトルに水道水100mlを入れる。
- ボトルにひば油を3~4滴を滴下して振って混ぜる。
作ったひば水を患部にスプレーしても良いそうですが、コートがボーボーの愛犬にスプレーたところでお肌まで届きそうもありません。
ひば水を少し大きめの綿棒に浸し、炎症を起こしている部分にパッティングするように塗りました。ひば水の効能は半信半疑でした。
が、しかし!
炎症の程度がいちばん軽かった部分は、翌日にはもうカサブタが減っているような!?
2日目になると、明らかにカサブタが減少していることが分かりました。
「明らかに良くなっているよね!?」と家族で話していましたが、3、4日目にはカサブタがほとんど無くなってしまい、炎症も消えてしまいました!
ウソみたい!
下の写真は、炎症がほとんど消えてしまったところです。
といっても、短期間で治ったのは炎症の軽いもののみで、いちばん炎症がひどい箇所は、落ち着くまで時間がかかりましたし、いまも完全に改善されたとはいえません。
ですが、たしかにひば水には殺菌効果がありますし、皮ふを改善が見られたのは写真のとおりです。
ひば水は、膿皮症だけでなく真菌症なども改善が見込めるそうですが、それも殺菌効果によるものだと考えます。
薬品ではなく、ひば水で皮ふの状態が改善されるなら、うれしい限りですよね。もし愛犬の膿皮症でお困りでしたら、ひば水を試してみてもいいかもしれません。
ひば水を使った療法は、あくまでも家庭でできるケアの範囲です。効果を保証するものではありません。お試しになる場合は自己責任の範囲でお願い致します。
皮ふのケアとおすすめシャンプー
膿皮症は、犬の皮ふに細菌が繁殖してしまうことで発症するので、皮ふやコートを清潔に保つことが大事になります。
お散歩から帰ったら体を拭いてあげたり、ブラッシングをして汚れを取るなど、皮ふやコートはしっかりケアしましょう。
犬に肌トラブルがある場合、動物病院によっては殺菌作用のある薬用シャンプーの利用をおすすめされるんですよね(我が家はされました)。
「皮ふの清潔のためなら」とノルバサン等の薬用シャンプーを使って愛犬を洗ってみましたが結果はよくありませんでした。愛犬の体質にはあわないようです。
薬用シャンプーだけに汚れや皮脂をよく落とすからでしょうね、お肌はカサカサ、コートはバサバサになってしまいました。洗浄力が愛犬にとっては強すぎるのです。
何か良いシャンプーはないかと探してみたところ、愛犬に使ってみて最終的に良いと思ったのはzoicの薬用シャンプーと薬用リンスでした。
zoicの薬用シャンプーと薬用リンス
あまり期待しないで購入したzoicの薬用シャンプーと薬用リンスでしたが、シャンプーとリンスの両方に消炎作用があるからでしょうか、このセットで洗うとしばらくは痒みが落ちつくことに気がつきました。
ノルバサンなどの薬用シャンプーで洗うと、コートの油分が無くなるのかバサバサになってましたが、リンスもないのでそのままにするしかなかったのですが、zoicは薬用シャンプーだけでなく薬用リンスもあるから良いです。
リンスのおかげで、洗い上がりのコートはしっとりサラサラ!さらに炎症を抑える抗炎症剤配合だからかゆみが止まるのだからありがたい。
zoicはシャンプーの泡立ちが良いのも気に入りました。使用量が少なくて済むからコスパも良いんです。
どれを使おうか迷っているなら一度お試ししてみてください!
まとめ
◎膿皮症を治す方法は?
- 膿皮症を起こしている皮ふを治療する。
- 膿皮症を起こす原因を突き止めて改善する。
■膿皮症ができやすい箇所
膿皮症はからだのどこにでも発症しますが、顔・脇・内股・肉球などお肌の柔らかいところに多くみられます。
◎膿皮症の原因
- 抵抗力の低下
- 生活環境や習慣
- 他の疾患からの影響
◎膿皮症の治療と対策
■薬の投与
膿皮症の患部に対しては、抗生物質による治療が一般的です。かゆみが強いときはステロイドを使うこともあります。
■薬用シャンプー(薬浴)
皮ふの清潔を保ち、菌の繁殖を抑るため定期的に薬用シャンプーで洗うと良いとされています。
◎ひば油(水)による膿皮症のケア
家でケアする方法としてひば油を使ってひば水を作り、膿皮症をケアします。
◎皮ふをケアとおすすめシャンプー
何か良いシャンプーはないかと探してみたところ、愛犬に使ってみて最終的に良いと思ったのはzoicの薬用シャンプーと薬用リンスでした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!