わんこ母ちゃんです。こんにちは。
先日、久々にスマホで撮ったうちの愛犬の走る姿を見ていたら違和感を覚えました。
いままでになく走るときの体勢が地面から低いのです。
これまでは高く飛び跳ねるように走っていた愛犬が、動画では地面の低い位置を滑るように走っています。
これは「老化のサイン」です。2019年5月で11歳になるシニア犬ですから、後ろ足の蹴る力が衰えてきているのでしょう。
うちの子は9~10歳になる頃から「老化かな?」と思えるサインや症状が少しずつ出てきました。
愛犬の老いを感じると、なんともせつない気持ちになります。
だけど愛犬はこれまで一緒に暮らしてきた家族であり、大切なパートナーです。
老化するに伴って、飼い主さんの手助けが必要になりますが、「うちの子」が楽しく健やかに暮らせるようケアしてあげたいですね!
愛犬の老化のサインや症状をあらかじめ知っていれば焦らずに済みます。
今回の記事では、愛犬の老化が始まるサインをはじめ、足腰・目・耳など体に出る症状についてもまとめていきます。
愛犬の老いが気になる飼い主さんはぜひ、チェックしてみてくださいね!
犬の老化がはじまるのはいつ?
犬に老化がはじまる年齢は、犬の大きさや種類によって異なります。
一般的には小型犬より大型犬の方が寿命は短く老化現象が現れるのも早いです。
これまで大型犬の寿命は7〜8歳だといわれましたが最近は寿命が伸び、10歳以上は生きられます。
小型犬・中型犬になると15歳~20歳近くまで生きる子も多いです。
犬の寿命は、生活環境やケアによっても変わってきます。「もう老犬だから仕方がない」と放置しないことが大切。
適切なケアをすれば健康状態をキープしながら寿命を伸ばせるので、老化現象のサインが見えてきた愛犬はしっかりケアしてあげましょう!
犬の年のとり方は書籍やネット情報によって多少の違いはありますが、小型・中型犬は最初の1年で15歳になり、2年目までにプラス9歳、その後は1年ごとに4歳ずつ年を重ねていきます。
大型犬は1年目で12歳になり、その後は7歳ずつ加算されていく計算です。
大型犬は、小型犬・中型犬に比べると大人になるのはゆっくりですが、老化のスピードは早く、4歳で小型犬・中型犬を追い越していきます。
飼い主さんが愛犬の老化のサインに気づきやすいのは5歳~7歳頃です。愛犬のしぐさや見た目に老いを感じさせるサインや症状があらわれます。
7歳を過ぎたら胃腸のことを考えてドッグフードをシニア用にするのも良いですね。
犬の老化のサインと症状
犬の老化現象には、内蔵機能の衰えなど目には見えないものと、足腰や耳・目・行動などにあらわれる確認しやすいものがあります。
内臓機能の老化現象としては
- 胃腸の機能の低下
- 心臓の働きが弱くなる
- 腎機能の低下
- 内分泌機能の低下
- 前立腺の疾患
などがあります。
足腰や耳・目・行動など、見て取れるものには、
- 反応が鈍くなる
- 寝ている時間が長くなる
- 筋力が弱くなる
- 骨がもろくる
- 視力・聴力・嗅覚の衰え
などです。
反応が鈍くなるのは、視力・聴力・嗅覚が衰えが原因のこともあります。ハッキリ見えない、聞こえづらい・臭いがわからないのであれば、反応が鈍くなって当然なんです。
愛犬は機能が衰えてきた自分の状態に戸惑い、心細さを感じているかもしれません。そんなとき頼りになるのは、飼い主さんの優しい声かけやサポートです。
ぜひ優しく声をかけてあげてください。
愛犬の「反応が鈍い」「おとなしい」のは老化だから仕方がないと決めつけて、ほったらかしにするのは禁物です。
愛犬の不安が増大し、ストレスや気持ちの落ちこみから健康状態がさらに悪くなることもあります。
老犬・シニア犬は体のケアが必要ですが、何よりも大事なのは心のケアなのです。
足腰・目・耳や行動に出る老化現象
犬の老化は、ある日突然始まるものではありません。ゆっくり徐々には衰えていきます。
行動や見た目に「ん?」といつもと違う違和感があったら老化現象かもしれません。では具体的にどのような症状があらわれるのでしょうか?
足腰
人間は「老化は足から」と言われますが、犬も同じように足腰に来る子が多いようです。
年齢を重ねるにつれて筋線維の萎縮が起こり、筋力が低下します。同時に筋肉の量も減るので動くことがおっくうに感じて、動くことをイヤがる子もいます。
愛犬に下記のような症状が見られたら老化現象かもしれません。
- 散歩に行きたがらない
- 途中で帰りたがる
- 途中で座り込む
- いままで登っていた高さにあがれない
- 足を引きずるように歩く
- つまづく・よろける
足腰の老化現象が見られたからといって、運動させないのは逆効果です。筋肉は使わないと衰えるので、適度に運動させてあげましょう。
足腰をサポートする成分が配合されたドッグフードや、関節に良いサプリメントを使うのも効果的です。
ウチの子の場合は元々ぎっくり腰をもっていることも影響しているのか、10歳を過ぎる頃から今までふつうに飛び乗っていた所へジャンプで上がれなくなってきました。
高い場所への乗り降りは、衰えてきた足腰に悪影響があるのでいまは禁止にしています。
下の写真は愛犬が走っているところですが、からだの位置が地面から低いです。
若い頃はもっと高いところを飛ぶように走っていましたが、脚力が衰えてきているので高く飛べなくなっています。
走る姿からも愛犬の衰えが見て取れます。
ウチの子はまだまだ元気とはいえ
- 無理をさせない
- 足腰に良いサプリメントを使う
などケアに努めています。
目
愛犬の目が白くなってきたように見えたら白内障かもしれません。
白内障は治すことはできませんが、進行を遅らせる目薬などはあるので気づいたら動物病院に相談するようにしてください。
また、年齢と共に犬は涙の量が減っていきます。そのため目が乾燥し、角膜や結膜に炎症を起こしやすくなるので注意してあげましょう。
お散歩から帰ったら目のまわりを拭く、目薬を使うなどして汚れを落としてあげると良いですね。清潔を保つことで病気を予防できます。
少しでも目がおかしいと感じたら動物病院に相談するようにしてください。
体力の衰えてきている老犬は病気の予防と、早めの対処が大事です。
耳
犬の聴力は8歳を過ぎる頃から衰えるといわれます。
愛犬が音を立てても反応しなかったり、名前を読んでも振り向かないことが多くなったら、聴力が衰えてきているのかもしれません。
犬は低い音よりも高い音のほうが聞き取りやすいので、高めの声で呼んでみると気づくこともあります。
耳が遠くなった愛犬とのコミュニケーションは、振動やジェスチャーを使うと愛犬が理解しやすいのでおすすめです。
たとえば「お手」は言葉ではなく飼い主さんから手を差し出したり、「おいで(来い)」は床を叩いて振動で教えれば理解できます。
ウチの愛犬はまだ耳は聞こえていますが、この先耳が遠くなってもしっかりコミュニケーションがとれるよう、今からジェスチャーを教えていこうと考えています。
行動
犬は老化してくると、行動の面でも変化があらわれます。下記のような行動は、老化による症状であることが多いです。
- ごはんを食べるスピードが遅くなる
- よく寝るようになった
- 性格が穏やかになる
- 遊ばなくなる
- 夜中に吠える
- トイレを失敗する
- 同じ場所をぐるぐる回る
老犬になると唾液の量が減るので、食べ物を飲み込みづらくなります。そのため今までよりごはんを食べるスピードが遅くなります。
食べる量も少なくなりますが、シニア犬のフードを使うなど栄養がしっかり摂れるようケアしてあげてください。
年齢とともに体の機能が衰えてくると成犬のとき以上に休息が必要になるので、寝ている時間が長くなります。
【年代別】犬の一日の睡眠時間
子犬(0~1才):18~19時間
成犬(1~7歳):12~15時間。大型犬の方が長い傾向
老犬(8歳~):18~19時間程度
老犬になると、あらゆることへの興味が薄れ、攻撃性も和らぎます。
好奇心が薄れることから遊びに反応しなくなります。
からだの機能や筋肉の衰えから、トイレを失敗することがあります。
夜に声を出す、吠えるのは認知症の疑いがあります。一定の方向に歩き続けたり、後ろに下がることができないなどの行動も認知症が原因であることが多いです。
認知症の疑いがある場合は早めに動物病院で相談することをおすすめします。
まとめ
◎犬の老化がはじまるのはいつ?
犬に老化がはじまる年齢は、犬の大きさや種類によって異なります。一般的には小型犬より大型犬の方が寿命は短く老化現象が現れるのも早いです。
◎犬の年の数え方
犬はおよそ1年で15~16歳になり、2年目までにプラス9歳、その後は1年ごとに4~7歳ずつ年を重ねていきます。
5歳~7歳になったら少しずつ老化現象があらわれるようになります。老後に向けたケアを考えていきましょう。
◎犬の老化の症状
内臓機能の老化現象としては
- 胃腸の機能の低下
- 心臓の働きが弱くなる
- 腎機能の低下
- 内分泌機能の低下
- 前立腺の疾患
などがあります。
足腰や耳・目・行動など、見て取れるものには、
- 反応が鈍くなる
- 寝ている時間が長くなる
- 筋力が弱くなる
- 骨がもろくる
- 視力・聴力・嗅覚の衰え
などです。
◎足腰・目・耳や行動に出る老化現象
足腰
散歩に行きたがらない
途中で帰りたがる
途中で座り込む
いままで登っていた高さにあがれない
足を引きずるように歩く
つまづく・よろける
目
愛犬の目が白くなってきたように見えたら白内障かもしれません。また、年齢と共に犬は涙の量が減っていきます。そのため目が乾燥し、角膜や結膜に炎症を起こしやすくなるので注意してあげましょう。
耳
犬の聴力は8歳を過ぎる頃から衰えるといわれます。愛犬が音を立てても反応しなかったり、名前を読んでも振り向かないことが多くなったら、聴力が衰えてきているのかもしれません。
行動
下記のような行動は、老化による症状であることが多いです。
- ごはんを食べるスピードが遅くなる
- よく寝るようになった
- 性格が穏やかになる
- 遊ばなくなる
- 夜中に吠える
- トイレを失敗する
- 同じ場所をぐるぐる回る
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!