わんこ母ちゃんです。こんにちは。
最近はグレインフリーやグルテンフリーのドッグフードが増えていますね。
グレインフリー、グルテンフリーの物が、犬にとってヘルシーで良いドッグフードのように扱われているイメージがあります。
グレインフリーや、グルテンフリーが良いドッグフードの絶対条件なのかといえば、必ずしもそうとはいえません。
確かにメリットはありますが、同時にデメリットもあります。
またグレインフリーとグルテンフリーは言葉は似ていても、まったく違うものです。グレインは穀物のことで、グルテンは小麦独自のタンパク質を意味しています。
詳しくは記事内でご説明しますね！
今回の記事ではグレインフリーとグルテンフリーの意味や違い、グレインフリーがドッグフードには良いといわれる理由や、アレルギーとの関係などをペット食育指導士のわんこ母ちゃんが詳しく解説していきます！
おすすめの小麦アレルギーに対応しているグルテンフリーのドッグフード、いぬはぐについてもご紹介しますね。
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Contents
グレインフリーとグルテンフリーの違いとは？
グレインフリーとグルテンフリーって似ていますよね。「ん？どっち？」と思わず二度見してしまうことがあります（笑）
言葉は二文字しか変わりませんが、意味はまったく別物です。
グレインフリーのグレインを日本語にすると穀物ですが、グルテンフリーのグルテンは小麦に含まれるタンパク質です。
詳しく見てみましょう！
グレインフリーとは
グレインフリーを日本語に訳すと《穀物不使用》になります。グレインフリーのドッグフードには穀物が使われていません。
穀物とはざっくりいうと、栽培して実った食用にできるタネのことです。
一般的には米・小麦・大麦・ライ麦・エン麦・あわ・ひえ・豆・きび・とうもろこしなどの農作物を穀物と呼びますが、専門的に見るとさらに細かく分類されています。
グレインフリーだから穀物は使われていないのだろうとドッグフードのラベルを見ると、原材料に豆類やアマランサスやキヌアなどの名前が並んでいました。
「どれも穀物なのになぜ使われているの？」と疑問に思いましたが、調べてみると穀物は種類によって分類されていることが分かりました。
ドッグフードに不使用とされている穀物は限定されています。グレインフリーといっても、すべての穀物を不使用とはしていないのです。
穀物はどのように分類されているのでしょうか？
日本雑穀協会による雑穀の定義と分類方法 は下記のとおりです。
古くからの類型で穀物は、主穀、雑穀、菽穀、擬穀に分けられ、主穀は主食作物であるイネ、コムギ、トウモロコシを指し、雑穀はイネ科作物のうち、小さい穎果をつけるヒエ、アワ、キビなどの総称で、英語でmilletと訳されます。
菽穀はマメ類、擬穀はソバ、アマランサス、キノア等であり、主穀と雑穀が現在、穀物（cereal）として広く知られています。雑穀は時代背景や主食の変化につれ、捉えられ方も変わってきており、日本雑穀協会では、これら農学的な狭義の雑穀の定義を尊重しつつ、雑穀と呼ぶ作物の対象範囲を拡げ「主食以外に日本人が利用している穀物の総称」としています。
引用：https://www.zakkoku.jp/millet
専門的すぎてわかりにくいので簡単にまとめると、人の主食として食べられるイネ・麦類・トウモロコシを主穀、その他の穀物が雑穀です。
さらに細かく分類するとマメ科の作物は菽穀（しゅくこく）、ソバやアマランサスは擬穀（ぎこく）と分けられます。
ドッグフードの場合はグレインに該当するのは主穀のイネ・コムギ・トウモロコシで、この３種類が含まないドッグフードをグレインフリーと呼んでいることが多いです。
どこまでを穀物として扱うはメーカーによっても扱いが異なるようですね。
豆類・そば・アマランサスなどを穀物とするかどうかはドッグフードのメーカーごとに異なります。
グルテンフリーとは
グルテンフリーのグルテンとは、小麦・大麦・ライ麦など麦類に含まれるタンパク質を指します。
うどんのコシや、パスタのモチモチ食感など、弾力性やねばりを出すのがグルテンです。
日清製粉の公式サイトによればグルテンは小麦独自のものとされています。
小麦粉は、でんぷん、たんぱく質などの成分を含んでいます。中でもグルテンというたんぱく質は、小麦独自のものです。
小麦粉に水を加えてこねると粘りと弾力性が出てくるのは、このグルテンのためです。グルテンの量が多く、質の強いものから順に強力粉、中力粉、薄力粉となっています。パンや麺などのいろいろな食品がグルテンの性質を利用してつくられています。引用：https://www.nisshin.com/entertainment/encyclopedia/flour_02.html
引用：https://www.nisshin.com/entertainment/encyclopedia/flour_02.html
上の写真は小麦粉の電子顕微鏡の写真です。黄緑色の部分がグルテンです。グルテンフリーのドッグフードとは、このグルテンを取り除いた原材料にしています。
ここまで読んで頂ければ、グレインフリーとグルテンフリーはまったく別のものだとおわかり頂けたと思います。
イネ・麦・トウモロコシにアレルギーがある犬はグレインフリーのドッグフードを、麦類にだけアレルギーのある犬はグルテンフリーのドッグフードを選べば良いですよ！
では次に、グレインフリーやグルテンフリーのドッグフードのメリットとデメリットを見ていきましょう。
グレインフリーのメリットとデメリット
グレインフリーのドッグフードが人気ですが、なぜ人気を呼んでいるのでしょうか？
グレインフリーのドッグフードのメリットを見てみましょう。まずはメリットですが次のようなものがあります。
グレインフリーのメリットとは？
グレインフリーのドッグフードのメリットとして、下記のものが考えられます。
- 穀物に対する食物アレルギーを避けることができる
- 糖質が低い
- 肉がメインになるので少量で栄養がたっぷりとれる
穀類のなかでも小麦はアレルギーを起こしやすい食材として知られています。グレインフリーのドッグフードには小麦は含まれていませんから、小麦アレルギーを防ぐには有効です。
また米や小麦、トウモロコシの成分はおもに炭水化物です。糖質も高いので、たくさん食べると体重が増加する傾向がありますが、グレインフリーのドッグフードならその心配はありません。
また、グレインフリーのドッグフードは肉の割合が多く、少量を食べるだけでじゅうぶんな栄養を摂取できるのはメリットですね。
少食の犬や、食欲が落ちてくるシニア犬にとっては、ありがたいごはんです。
グレインフリーのデメリットとは？
グレインフリーのドッグフードのデメリットについてチェックしてみましょう。どのようなものがあるでしょうか？
- 比較的安価なグレインを使わないので、高額になりがち。
- 肉が多くなるので犬によっては、高タンパクになりすぎてしまう。
- 穀物に含まれる栄養素が摂れない
生産量の多い米・小麦・トウモロコシは、世界三大穀物と呼ばれ、比較的に安価に手に入れることができます。
グレインフリーのドッグフードは、穀類を使用しないので肉の配合率が高めになります。
一般的なドッグフードに比べると高タンパクですし、価格も高額なことが多いです。
高タンパクなので給餌量が少なくてすむのは飼い主さんからすればメリットですが、食べるのが大好きなわんこにとっては、かなりのデメリットです。
食べることは、わんこの楽しみなのに「なぜ少ししかくれないの？」と不満を訴える子もいるでしょう。
そんなときは飼い主さんがひと工夫してあげてください。
ドッグフードをふやかしたりトッピングすれば、満足感を得られるようになりますよ！
グルテンフリーのメリットとは？
グルテンフリー・ドッグフードのメリットは、小麦アレルギーのある犬でも安心して食べられることです。糖質が低いもメリットですね。
グルテンフリーの食品とは、元々グルテンにアレルギーを持つ人（犬）のために作られている食品ですが、糖質が低いのでダイエットのためにグルテンフリーを実践する人もいます。
ですが、小麦にはビタミンやミネラル・食物繊維が含まれていますので、アレルギーがない場合はこだわりすぎないようにしましょう。かえって健康によくありませんから。
もちろん愛犬に小麦アレルギーの疑いがある場合は、グルテンフリーのドッグフードを選んであげてくださいね。
グルテンフリーのデメリットとは？
グルテンフリーのデメリットは、小麦に含まれる栄養素が摂取できないこと。グルテンフリーの製品やドッグフードは種類が少ないことなどが挙げられます。
特別に体調が悪いということはないけど、どことなく毛並みが悪い、皮ふの状態が良くない、お腹を壊しがち・・・といった場合はグルテンが関係していることもあります。
わんこだけでなく飼い主さんも、たとえば、原因はわからないものの、めまいがする、頭痛がする、疲労感がとれない、やる気がでないなどの体の不調が続く場合に、グルテンを抜くと体調が改善する人もいるようです。
わんこと一緒にグルテン抜きの食生活を1、2週間続けてみるのもいいかもしれませんね。からだに変化が出てくる可能性もあります。
なぜ小麦アレルギーになるのか？
グレインフリーやグルテンフリーのドッグフードがなぜ必要かといえば、やはり食品アレルギー、おもに小麦アレルギーを持っている子が多いからです。
ではなぜ小麦アレルギーになってしまうのでしょうか？
一説に小麦を食べる機会が多かったり、おなじ食品を毎日のように食べ続けるとアレルギーになりやすいといわれています。
昨日まで平気で食べていたものに、今日はアレルギー反応を起こして体が受け付けなくなることはめずらしくありません。
特定の食材が、突然アレルゲンになるのです。
からだの処理能力の範囲を超えると「小麦グルテンはもう無理！」と体の堪忍袋の尾がブチ切れて爆発してしまう感じです。
このように特定の食材がアレルゲン化してアレルギーを発症することはよく知られていますが、アレルギーを発症については、別の見方もあります。
一般的に小麦アレルギーなどの食物アレルギーは、アレルゲンとなる食品を食べると症状が出るので、原因は特定の食品にあると考えられています。
ですが、食品だけがアレルギーの原因ではないともいわれています。胃腸の機能が十分に働かないこともアレルギーの原因になるのです。
腸内環境が乱れていると食べたものを処理しきれず、アレルギーを発症すると考えられています。事実、アレルギーを持っている子の腸内環境は乱れているそうですよ。
腸内環境が乱れていると腸のはたらきが低下するので、十分な栄養素を消化吸収することができなくなり、肌荒れなどのトラブルを起こしてしまいます。
便秘をすると吹き出物など肌荒れを起こすのもそのためです。
つまり、小麦アレルギーのある子の体調を改善したいのであれば、アレルギー源である小麦を避けるだけでなく、腸内環境を整えてあげることも必要です。
おすすめのドッグフード
これまでお話してきたことを踏まえて、小麦アレルギーのわんこにドッグフードおすすめするとしたらイチ押しはコレです。
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「いぬはぐ」は小麦アレルギーの子も安心して食べられるグルテンフリーのドッグフードです。
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使用している原材料はもちろんヒューマングレード。添加物は一切不使用なので安心ですよ。子犬からシニアまで安心して食べられます。
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まとめ
◎グレインフリーとグルテンフリーの違いとは？
グレインフリーとグルテンフリーはまったく別のものです。
グレインフリー
ドッグフードの場合、グレインに該当するのは主穀のイネ・コムギ・トウモロコシで、この３種類が含まれていないドッグフードを一般的にグレインフリーと呼ぶことが多いです。
グルテンフリー
グルテンフリーのグルテンとは、小麦・大麦・ライ麦など麦類に含まれるタンパク質のことです。この麦類を含まない食品をグルテンフリーと呼びます。
◎グレインフリーのメリットとデメリット
グレインフリーのメリットとは？
- 穀物に対する食物アレルギーを避けることができる
- 糖質が低い
- 肉がメインになるので少量で栄養がたっぷりととれる
グレインフリーのデメリットとは？
- 比較的安価なグレインを使わないので、高額になりがち。
- 肉が多くなるので犬によっては、高タンパクになりすぎてしまう。
- 穀物に含まれる栄養素が摂れない
グルテンフリーのメリットとは？
グルテンフリー・ドッグフードのメリットは、小麦アレルギーのある犬でも安心して食べられることです。糖質が低いもメリットですね。
グルテンフリーのデメリットとは？
グルテンフリーのデメリットは、小麦に含まれる栄養素が摂取できないこと。グルテンフリーの製品やドッグフードは種類が少ないことなどが挙げられます。
◎なぜ小麦アレルギーになるのか？
一説に小麦を食べる機会が多いからだといわれています。おなじ食品を毎日のように食べ続けているとアレルギーになりやすいといわれています。
逆の見方をすれば、食べて受け入れた犬の胃腸の機能がうまく働かないために、アレルギーを発症してしまったと捉えることもできます。
◎おすすめのドッグフード
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました！
