わんこ母ちゃんです。こんにちは!
「ウチの犬が土や砂を食べてしまって困っています」と聞くことがありますが、じつは、ウチの子も土を食べることがあるんです。
食べるというより地面の土をペロンと舐め取るのですが、これはやめてもらいたいと思っています。
地面・路上の土には、何が含まれているかわかりません。
子どもが食べたお菓子のかけらや、こぼしたジュースが染み込んでいる程度ならまだ良いですが、除草剤や農薬・園芸用の肥料など口にしたら危険なものが含まれている可能性だってあります。
しかし、なぜ犬たちは土を舐めたり、食べたりするのでしょうか?
調べてみたところ土を食べるのは、ミネラル不足、好奇心やストレス、内蔵機能のトラブルなど様々な理由がありました。
- ミネラル不足
- 好奇心やストレス
- 内臓機能のトラブル
「ウチの子は土は食べないから大丈夫!」と思っていませんか?
いまは食べなくてもある日を堺に突然、砂や土を食べるようになった!という飼い主さんも多いので油断なりません。
愛犬がいきなり土を食べたがるようになったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
今回の記事では、犬が土を食べる理由や、食べたがるときの対処法などをまとめましたので、ぜひチェックしてみてくださいね!
Contents
犬が土や砂を食べる理由とは?
アサリなどの貝を食べているときに「ジャリッ」と砂の感触があると、ものすごく不愉快ですよね^^;
人間からすれば土や砂はちっとも美味しくありませんが、犬は地面の土を掘ったり、食べたりします。海へ散歩に行くと砂を食べたりする子もいるようです。
翌日のウンチに、土や砂が混ざっていてビックリしたことのある飼い主さんも多いと思います。
犬が土や砂・砂利を食べてしまうことは珍しくありませんが、だからといって安心というわけでもありません。できれば食べないほうが良いです。
そもそも、なぜ土を食べてしまうのでしょうか?
ミネラル不足
ドッグフードや手作りごはんに含まれる栄養素やミネラル成分が不足していると、犬は土を食べることがあります。
土に含まれるミネラル成分を、土を食べることで補おうとするのです。
ドッグフードの種類を変えたり、手作りごはんにしたら土を食べるようになった場合はミネラル不足になっている可能性が高いです。
野生動物はミネラル補給のために土を食べることがありますが、犬も本能的に土にミネラル成分が含まれていることを知っているのでしょう。
好奇心
犬は好奇心旺盛な動物です。土や砂には植物の根や昆虫、ゴミなど色々混ざっているので、わんこにとっては、楽しいオモチャか、玉手箱のような存在かもしれません。
地面を掘って感触を楽しんだり、においや味を楽しむこともあるようです。暇つぶしや、趣味で口にする子もいます。
特に子犬は要注意。好奇心の塊ですから土でも何でも口にしてしまう可能性があります。
ストレス
わんこはストレスを感じると反動から土や砂を食べたりします。突然、愛犬が土を食べるようになったら、下記のような出来事がないかどうか確認してみてください。
人間には何でも無い出来事でもわんこにとっては大事件のこともあります。
- 引っ越した
- 家族との離別
- 家族が増えた
- 新しい犬を迎えた
- 工事の音
- 花火
- まつりの音
- 強く叱られた
- お散歩に連れていってもらえない
- お留守番の時間が長い
- かまってもらえない
- 暑すぎる(寒すぎる)
犬は個体差もありますが、感受性豊かな生き物です。強いストレスから土を食べる行動に走ってしまうこともあります。
ドッグフードやごはんの量が足りずにお腹がすいて、観葉植物の土を食べていた子もいます。
観葉植物には毒のある種類もありますし、観葉植物の土の肥料なども悪影響を及ぼさないとも限りません。
ごはんの量が適量かどうかも確認してあげてくださいね!
内臓機能のトラブル
からだや内蔵の機能のトラブルや疾患により、食べ物のミネラル成分をじゅうぶんに吸収できなくなると犬が土や砂を食べてミネラルを補おうすることがあります。
体調不良で土を食べている可能性がある場合は「少しだから」「このくらいなら」と自己判断をせずに早めに獣医師に相談し、検便や血液検査をするなど適切な処置をお願いしましょう。
内臓機能のトラブルに必要なのは土ではなく早めの治療です。
シニア犬・老犬・子犬の場合は体力がないので特に注意してあげてください。
急激に弱ってしまうこともありますよ。
本能
犬が土を掘ったり、土を口にしたりすることはよくあります。野生動物は塩分補給に土を食べることがあるので、犬が本能的に土を食べても不思議ではありません。
少し土を口にする程度なら問題ないことも多いですが、犬は野生の状態とは違います。犬たちは人の生活圏のなかで暮らしているコンパニオンアニマルです。
わたしたちの身近にある土には、寄生虫などの卵や除草剤・農薬の成分など犬に危険なものも含まれている可能性もありますから、気をつけましょう。
土や砂を食べる犬への5つの対策
そもそも土は食べ物ではありませんし、食べたところで消化できるものではありません。大量に食べてしまうと腸閉塞を起こしたり、手術をしなければならないこともありますので危険です。
路上の土を食べさせないことは、拾い食い防止にも繋がります。できるだけ食べさせないのがおすすめです。
対策(1)好奇心から食べる場合
好奇心から土を口にしている子は、土を舐めようとしたときに注意するか、香りのいいおやつなどで気をそらすのも方法です。
もし、穴を掘って土の感触を楽しむのが好きな子でしたら、たとえば汚染のない安全な自宅の庭を掘らせてあげてもいいですね。その際、ほんの少量の土を口にする程度なら問題ないでしょう。
室内の場合は、観葉植物にも注意が必要です。
鉢植えの土をこっそり食べている子もいますよ。床に置かずに、天井から吊るすなど愛犬が口にできないよう工夫をしてくださいね。
対策(2)ストレスで食べる場合
犬がストレスのはけ口として土を食べている場合はストレスの原因を取り除く工夫をしたり、ストレスがたまらないように愛犬の気持ちをケアしてあげましょう。
引っ越しなどで環境が変わった場合は、時間と共に落ち着くとは思いますが、不安を感じないよう飼い主さんが声をかける、撫でてあげるなどストレスをケアしてあげてください。
新しく赤ちゃんが生まれた、新しく犬を迎えたなど家族構成に変化があると、先住犬はストレスを感じることがあります。
「自分の立場はどうなるのだろう」という不安からナーバスになってしまうのです。
愛犬がナーバスになっていたら飼い主さんが優先的に先住犬のお世話をするなどして「先住犬の立場は何も変わらない」ことを伝えてあげてください。
工事や花火などの大きな音にストレスを感じる子は多いですが、工事や花火が終われば落ち着くとは思いますが、優しく声をかけてあげてくださいね。
対策(3)ミネラル不足の場合
食べているドッグフードや、手作りごはんにミネラル成分が不足している場合は、食べているものを見直してみましょう。
ドッグフードを変えたら土を食べるようになってしまった場合は、元のフードに戻すか、マルチビタミンのサプリメントを与えてみるのも方法です。
ミネラル豊富な食材をトッピングするのもおすすめです。
手作りごはんの場合も同様にミネラル成分を多く含む食材を足したり、サプリメントを加えるなど工夫してみましょう。
ミネラルを多く含む食材
カルシウム | 小魚類、牛乳、乳製品、小松菜、ヒジキ、ナッツ類 |
---|---|
亜鉛 | カキ(貝)、牛肉、卵、ナッツなど |
鉄分 | 馬肉、レバー、ひじき、卵黄、緑黄色野菜 |
ナトリウム | 塩・味噌など |
バランスのよいマルチビタミンのサプリメントを食べさせてみるのもおすすめです。
品質の悪いドッグフードは栄養成分に偏りがあるだけでなく、人工的な添加物を使用している製品もあります。
それが原因で土を食べていたらわんこが可哀相ですよね。
愛犬の健康のためにも食べさせているドッグフードを見直し、品質の良いプレミアムドッグフードに変えてあげてください。
たとえば「このこのごはん」は小型犬で多い「涙やけ、毛並み、におい」といったお悩みを解消する小型犬専用のドッグフードです。
悩みを解消できるのは体調を整える作用があるからですよね。つまり栄養素やミネラルのバランスが取れていることになります。
対策(4)内臓機能のトラブル
内蔵に問題を抱えている子が、突然土を食べるようになったという話はよく聞きます。
何かしら体のなかにトラブルがある可能性があるので、突然土を食べるようになった場合はできるだけ早めに動物病院へ相談するようにしてください。
対策(5)本能で食べる場合
犬の本能として、土に興味を持ち食べてしまうことがありますが、前述したように土には何がどのように含まれているかわかりませんので、食べさせないようにすることをおすすめします。
特にお散歩のときは注意が必要です。
散歩中に何かに興味を持っているときは注視して、土を食べようとしたらその場で叱るなどしつけることが大事です。叱っても止めない場合は、匂いの良いおやつで気を引いてもいいでしょう。
愛犬の性格にあわせて対応してください。
まとめ
◎犬が土や砂を食べる理由とは?
ミネラル不足
ドッグフードや手作りごはんに含まれる栄養素やミネラル成分が不足していると、土を食べることがあります。
好奇心
犬は好奇心旺盛な動物です。土や砂には植物の根や昆虫、ゴミなど色々混ざっているので、わんこにとっては、楽しいオモチャのように感じて土や砂を口にすることがあります。
ストレス
わんこはストレスを感じると反動から土や砂を食べたりします。
内臓機能のトラブル
からだや内蔵の機能のトラブルや疾患により、食べ物のミネラル成分をじゅうぶんに吸収できなくなることも、犬が土や砂を食べる理由になります。
本能
犬が土を掘ったり、土を口にしたりすることはよくあります。野生動物は塩分補給に土を食べることがあるので、犬が本能的に土を食べても不思議ではありません。
◎土や砂を食べる犬への5つの対策
そもそも土は食べ物ではありませんし、食べたところで消化できるものではありません。大量に食べてしまうと腸閉塞を起こしたり、手術をしなければならないこともありますので危険です。
対策(1)好奇心から食べる場合
好奇心から土を口にしている子は、土を舐めようとしたときに注意するか、香りのいいおやつなどで気をそらすのも方法です。観葉植物は天井から吊るすなど工夫しましょう。
対策(2)ストレスで食べる場合
犬がストレスのはけ口として土を食べている場合は、ストレスの元を排除するか、ストレスがたまらないように愛犬の気持ちをケアしてあげます。
対策(3)ミネラル不足の場合
ドッグフードや手作りごはんにネラル成分を多く含む食材を足したり、サプリメントを加えるなど工夫してみましょう。
対策(4)内臓機能のトラブル
何かしら体のなかにトラブルがある可能性があるので、突然土を食べるようになった場合は躊躇せずに動物病院へ相談してください。
対策(5)本能で食べる場合
散歩中に何かに興味を持っているときは注視して、土を食べようとしたらその場で叱るなどしつけることが大事です。叱っても止めない場合は、匂いの良いおやつで気を引く方法もおすすめです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!