子犬とドッグフード

子犬はいつから成犬用のフードを食べていい?切り替える時期や下痢をさせない方法

わんこ母ちゃんです。こんにちは!

子犬をお迎えしてからしばらくすると、こう思うことがあります。

「ウチのコは子犬(パピー)用のドッグフードを食べているけど、いつまで子犬(パピー)用のフードを食べていてもいいんだろう?」

子犬がだんだん大きくなって、からだが成犬サイズに近づいてくると思うんですよね。

「そろそろ成犬用のドッグフードに切り替えるべき?」

可愛い子犬の時期が終わるのだと思うと少しさみしい気もしますが、大人(成犬)になったら成犬用のドッグフードに切り替えるほうが愛犬のためです^^

だからといって突然ドッグフードを切り替えるのはやめておきましょう。個体差はありますが、突然切り替えてしまうと、下痢したり、嘔吐してしまったりすることがありますよ。

お腹の調子を崩してしまったら、愛犬がかわいそうです。

賢い飼い主さんはフードを上手に切り替えて、愛犬のお腹の健康を守ってあげましょう!

なぜ切り替えるの?子犬用と成犬用のドッグフードの違いって?

愛犬がある程度、大きくなってきたら、成犬用のドッグフードに切り替えていきます。

子犬(パピー)用のドッグフードは、子犬が元気で健康に育つために作られているフードなので、成犬が食べ続けると、健康上、良いとはいえません。

なぜ良いとはいえないのでしょうか?

それは子犬(パピー)用のフードと、成犬用のフードでは、次のような違いがあるからです。

含まれる栄養素の量の違い

子犬の時期は、元気で健康な成犬のからだを作るために多くの栄養素を必要とします。

筋肉を作るタンパク質はもちろん、カルシウム、リン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB、脂肪酸、ナトリウム、食物繊維など、ありとあらゆる栄養素が必要です。

なので、子犬用のドックフードには、成犬用のドッグフード以上に、こうした栄養素がたっぷりと含まれています。

一方、成犬はもう体がしっかりと作られていますから、子犬ほど大量の栄養素を必要としません。

成犬が子犬(パピー)用のドッグフードを食べ続けると栄養過多になってしまうのです。

栄養素は多くとれば良いというものではないんですよね。摂りすぎると場合によっては健康に悪影響を及ぼすこともあります。

パピ助
パピ助
だから子犬は食べて眠るのが仕事なんだね!栄養は寝ているあいだにグングン体に吸収されるんだ。あ、遊ぶことも仕事じゃないの?
わんこ母ちゃん
わんこ母ちゃん
もちろん遊ぶことも大事な仕事のひとつよ!重要度からすれば「食べる」「寝る」の次くらいだけどね

含まれるカロリーの違い

子犬(パピー)用のドックフードは、成犬用のドックフードに比べると脂肪分が多く含まれています。つまり、子犬(パピー)用のドックフードはカロリーが高いのです。

子犬は成犬の約2倍のエネルギーを必要とするので、カロリーが高い子犬(パピー)用のトップフードをふつうに食べるぶんには太ることはありません。

ですが、子犬ほど多くのエネルギーを必要としない、成犬が子犬(パピー)用のドッグフードを食べるとどうなるでしょうか?

もうおわかりですね。すぐカロリーオーバーになります(笑)

おデブ犬の元ですよ!

粒の大きさの違い

子犬(パピー)用のドックフードは子犬が食べやすいように、成犬用のドックフードより粒が小さめに作られています。

子犬にとっては食べやすくても、成犬にとっては「小っさ~!」なサイズなのです。

一見、大したことのない問題のように思えるかもしれませんが、口に対して粒が小さいと食べにくいものです。

わたしたちだって、もし今日から食べるごはんが、ゴマ粒サイズになったらどうですか? すごく食べにくそうですよね^^;

愛犬もお口のサイズに合ったフードが食べたいのではないでしょうか。

いつから成犬用のフードを食べていい?切り替える時期について

子犬(パピー)用から、成犬用のドッグフードに切り替える時期ですが、子犬の急激な成長が落ち着く頃が良いとされています。

この時期は犬種によって異なり、個体差もありますが、一般的には下記の時期が良いといわれています。

子犬用から成犬用に切り替える時期
  • 超小型犬や小型犬:生後約6~9か月頃
  • 中型犬:生後約12か月頃
  • 大型犬:生後約18か月頃
  • 超大型犬:生後約24か月頃

 

上の表を参考に、切り替え始めると良いでしょう。

だいたいの目安で構いません。いつから成犬用にするのか、決まりはないのです。

多頭飼いのお家では、生後6か月未満の子犬が、先住犬の成犬用のドライフードを口にしはじめることもありますよね。

そういうときは、子犬用フードに混ぜて食べさせても良いでしょう。そのかわりに栄養が高いおやつや子犬用のミルクなどでカバーしてあげると安心ですね!

成犬用フードに切り替える際にフードにふりかけて風味をよくするのもおすすめですよ!

 

フードの切り替え《我が家のCASE》

我が家のパピヨンは、生後2か月の頃にブリーダーさんの犬舎からやってきました。

お迎えするときに、食べていたフードを一袋丸ごと頂いたので、家でもおなじドッグフードを食べさせていましたが、よく食べる子でしたね。

ブリーダーさんに「この子はとにかくよく食べます」といわれたくらいです。

フードはふやかして柔らかくして食べさせていましたが、毎回「あっ」という間にお皿をからっぽです。食べるというより、吸い込んでいましたね(笑)

食べ始めてから食べ終わるまで、1分もかからなかったように思います。

 

吸引力が衰えない掃除機のようにフードを食べていたウチの子ですが、生後6か月頃になると、あまり食べなくなりました。

ちょこっと食べると「もう要らない」とばかりに遊び始めてしまいます。

成長スピードが落ちてきたのと、半年近くおなじフードを食べ続けてきたからフードの味に飽きたのだと思います。

 

とはいえ、ごはんを食べてもらわないと困るので、ごはんに興味を持ってもらえるようトッピング作戦に出ることにしたのですが、効果てきめんでした!

「鶏肉入りおじや」を作って、ふやかしたドッグフードにトッピングしてみたんです。するととっても喜んで食べてくれました。トッピングだけ(笑)

なので、次からは「鶏肉入りおじや」をフードに混ぜ込むようにしました。トッピング作戦から混ぜ込み作戦に変更です。

混ぜ込むと両方を食べてくれますが、それでも器用にフードをよけて食べることも多々ありました。

 

ウチの子が手作りごはんを好むなら、それでもいいと思い、混ぜ込む手作りごはんを増量してみました。

増量したら、今度はウンチが下痢とはいかないまでも、緩めになってガックリ。。うーん、まだ手作りごはんを上手に消化する能力はなかったようですね。

ならばと、その後は消化しやすいよう具材をよ~く煮込み、かなり柔らかくしてから混ぜ込むようしてみました。

そうしたらバッチリ! よ~く煮込んだものは柔らかいだけあって消化しやすいようです。明らかにウンチの状態が良くなりました☆

食べたごはんの消化の良し悪しは、ウンチの状態が教えてくれます。消化できるレベルを正確に伝えてくれるバロメーターそのものです。

 

その後もしばらくは手作りごはんと、ドッグフードの割合を変えたりしながら食べさせていましたが、最終的には手作りごはんオンリーになりました。

ときどき既成のドッグフードも食べていますが、10才になる今に至るまでウチの子の基本のドッグフードは“手作りごはん”です。

 

下痢をさせない上手なフードの切り替え方法

子犬(パピー)用から、成犬用のドッグフードに切り替えることは、子犬にとってはこれまで慣れ親しんでいたごはんが変わるという一大事です。

「ドッグフードはドッグフードだし~」といったライトな感覚で、突然、ごはんを切り替えるのもやめてくださいね。

子犬のお腹がびっくりしてしまいます。

びっくりするだけならまだしも、下痢したり、嘔吐してしまうなど体調崩してしまったら大変です。

わたしたちだって、いきなり「今日からごはんは毎日エスニック料理ね!!」と食事内容を切り替えられたらびっくりしてしまいますよね。お腹を壊してしまうかもしれません(エスニック料理は大好きですが)。

食べ慣れないものを食べるということは、“お腹がびっくりする”リスクがあるわけなのです。

フードを成犬用に切り替えるといっても、まだ子犬です。胃腸の消化能力はまだ万全ではないので、切り替えはゆっくりとやるのが下痢をさせない上手な方法です。

 

◎少しずつ切り替えて、お腹を慣らす

子犬(パピー)用から、成犬用のドッグフードに切り替える一般的な方法は、

  1. これまでのフードに新しいフードを1割か、2割入れる。
  2. 愛犬の様子や便の状態を確認しながら、成犬用のフードの割合を増やしていく

のが良いとされています。

お腹を壊して下痢したり、嘔吐した場合は、割合を減らすか、切り替えを中止します。

フードが子犬とあわないようなら、別のメーカーのものに切り替えてみましょう。

フードの切り替えは焦らず、気長にやるのがコツです。

 

まとめ

◎子犬はいつから成犬用のフードを食べていいのでしょうか?

子犬(パピー)用から、成犬用のドッグフードに切り替える時期ですが、子犬の急激な成長が落ち着く頃が良いとされています。

超小型犬や小型犬:生後約6~9か月頃
中型犬:生後約12か月頃
大型犬:生後約18か月頃
超大型犬:生後約24か月頃

 

◎なぜ切り替えるの?子犬用と成犬用のドッグフードの違いって?

子犬(パピー)用のフードと、成犬用のフードでは、次のような違いがあるので切り替えたほうが良いのです。

  • 含まれる栄養素の量の違い
  • 含まれるカロリーの違い
  • 粒の大きさの違い

 

◎下痢をさせない上手な切り替え方法

子犬は胃腸の消化能力はまだ万全ではないので、ゆっくり切り替えるのが下痢をさせない上手な方法です。

【一般的な方法】

  1. これまでのフードに新しいフードを1割か、2割入れる。
  2. 愛犬の様子や便の状態を確認しながら、成犬用のフードの割合を増やしていく

愛犬の様子やウンチの様子を見ながら、ゆっくり切り替えるのがコツです。

お気に入りの成犬用フードが見つかるといいですね!

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です