わんこ母ちゃんです。こんにちは。
犬はぎっくり腰になるって、ご存知ですか?
じつはわんこ母ちゃん、ぎっくり腰を持っていますが、愛犬のパピヨン君もまたぎっくり腰を持っており、これまで何度か発症しています。
はじめて発症したときは椎間板ヘルニアかと思いましたが愛犬の場合はぎっくり腰でした。ぎっくり腰になると痛そうで可哀相なんですよね。
発症すると「ヒィ~!」と声をあげながらその場でへたり込むこともあれば、遊びすぎた昼間のツケが夜にぎっくり腰となって出ることもあります。
痛がる愛犬を前にはじめはオロオロするばかりでしたが、何度か経験した今では落ちついて対処できるようになりました。
犬のぎっくり腰はめずらしいものではありません。
今回の記事では、
などを、うちの子の体験談を交えてお伝えします。
万が一、あなたの愛犬がぎっくり腰になったときの参考になりますように!
Contents
犬のぎっくり腰とヘルニアの違い
まずは、犬のぎっくり腰とヘルニアの違いをチェックしておきましょう。
わんこが腰痛になる原因として多いのは、ぎっくり腰と椎間板ヘルニアですが、このふたつはおなじ腰痛であっても中身はまったく違います。
「ぎっくり腰」の正式な名称は、急性腰痛症です。急激に筋肉や関節に炎症が起こる症状をいいます。
突然、発症し激痛をもたらすので別名「魔女の一撃」とも呼ばれています。なんとも恐ろしげな魔女ですね!
一方、椎間板ヘルニアとは、椎間板が脊髄を圧迫する状態です。詳しくは下記の引用文をご覧ください。動物病院のサイトからお借りしてきました。
背骨(脊椎)は椎骨と椎骨の間にある椎間板(ついかんばん)と呼ばれる軟骨でつながっています。椎間板は、中央のゼリー状の髄核を繊維輪が囲む構造をし、脊椎に加わる衝撃を吸収するクッションのような働きをします。
この椎間板が脊髄に向かって飛び出し、脊髄を圧迫する状態が椎間板ヘルニアです。引用:http://www.matsunami.co.jp/pet-diseases/diseases58.html
椎間板ヘルニアは、ぎっくり腰に比べると症状も重く、治療も長期に渡りますので、病院選びは慎重にすることをおすすめします。
腰痛で動物病院を受診したところ、ただのぎっくり腰であるにもかからわず、椎間板ヘルニアと誤診されることも珍しくないと聞くからです。
愛犬が腰痛になったら、ぎっくり腰なのか椎間板ヘルニアなのか、キチンと判断できる動物病院を選んであげましょう。
もしも椎間板ヘルニアと診断された場合はセカンドオピニオンを受けるのもおすすめです。
犬のぎっくり腰の症状
犬がぎっくり腰を起こしたときの症状ですが、ウチの愛犬の場合は2パターンあります。
- 突然、動けなくなる。
- 動きがおかしいと思っているうちに、だんだん動けなくなる。
の、どちらかです。
突然動けなくなる
突然、動かなくなるのは「魔女の一撃」を食らった状態なのでしょう。「ひぃん!」と鳴いてその場でへたり込み、動けなくなります。
一度は、わたしが抱き上げた瞬間に「ひぃぃ~!!」と悲鳴をあげたこともありました。
だんだん動けなくなる
あとからジワジワと来ることもあります。
体調が良い時期に、広い公園へ遊びに連れていき自由に走り回り、全力疾走までした日の夜に、なんだか浮かない顔をしてると思ったら、だんだん腰が痛くなってきたのでしょう、背中を丸めて歩くようになったと思ったら、とうとう動けなくなりました。
ぎっくり腰になると体を動かすことで痛みが走りますから、腰を落として座り込むことが多いです。ちゃんとした「お座り」の姿勢ではなく、乙女座りのような格好になります。
痛みからからだに触ろうとすると威嚇する子もいるようです。注意してくださいね。
犬がぎっくり腰を発症したときの対処法
犬がぎっくり腰になってしまったら、できるだけ安静にし、動かさないことが大事です。
ウチの愛犬がはじめて腰痛で動けなくなったときは椎間板ヘルニアかと思ったので、とにかく動物病院へ急行することに。
できるだけそ~っとキャリーへ移動させ、キャリー内で体が動かないようにハーフケットで空間を詰めてから、できるだけ静かに運転して動物病院へ向かいました。
動物病院を受診してはじめて「ぎっくり腰」だと判明!
その場で痛み止め(ステロイド)と抗生剤を注射して「とにかくケージレスト。絶対安静です」と言い渡されました。
写真:ぎっくり腰になった当日。かなり痛そうなパピヨン君。
犬がぎっくり腰を発症したときのベストな対処法はケージレスト、絶対安静です。
トイレ以外は体を動かさない、歩かせないことが大事です。
ぎっくり腰とは腰まわりの筋肉が激怒している状態なので、怒りを刺激しないように静かにさせることが大事です(もっとも動きたがりませんが)。
トイレは仕方がないとしても、とにかく安静第一だと動物病院の先生に念を押されました。
ぎっくり腰になる原因
犬がぎっくり腰を発症する原因は、人間のそれと同様、原因はハッキリわかっていませんが、腰に負荷(ストレス)がかかることで発症することは確かです。
ウチのパピヨン君がぎっくり腰になるときは、下記の要因があります。
- 骨のゆがみ
- 加齢による筋肉の衰え
- 過度な運動
- ストレス
- 寒さや冷え
ぎっくり腰で動物病院を受診して、ウチのパピヨン君は腰の関節が正常ではないことがわかりました。
先生がウチの子の歩き方、脚の使い方が普通ではないことに気づいたのです。
歩き方・脚の使い方・動かし方・力の入れ方を調べた結果「この子は腰の関節部分が少しおかしいようですね、たぶん生まれつきでしょう」との診断でした。
これまで何人かの先生に診てもらいましたが、ウチの子の生まれつきの疾患を見抜いたのはコチラの先生がはじめてです。飼い主のわたしでさえ気づいていない症状でした。
「生活や歩行に不自由はない程度ではありますが、少しおかしいのでぎっくり腰になりやすいのかもしれません」とのこと。
これまでは筋肉で関節をカバーできましたが、年齢による筋肉の衰えもあるのでしょうね。
過度な運動やストレスなどで腰に負荷がかかると「魔女の一撃」を受けやすくなるのだと思います。
また、ぎっくり腰を発症するのは決まって冬です。
寒さから体が冷えることで抵抗力が落ちると、ぎっくり腰になりやすい冷えは要注意です。わんこ母ちゃんもぎっくり腰になるのは冬ばかりでした。
パピヨン君は、人一倍(犬一倍)ぎっくり腰になりやすいので、冷えないように気をつけています。
完治までの期間は?
一度ぎっくり腰を発症すると完治までは時間がかかります。焦らずゆっくりケアしていきましょう。
動物病院で早めに治療してもらえれば、多少はラクになるようです。
パピヨン君の場合はぎっくり腰を発症したら、すみやかに動物病院へ行き、痛み止めの注射を打ってもらい、飲み薬も処方してもらいます。
痛み止めを打ってもらっても、ぎっくり腰を発症してから3日間は辛そうです。
ケージ・レストの絶対安静ですが、最初の3日を過ぎると少しラクになるようです。ケージから出たがるようにもなってきます。
ですが、できるだけ安静にさせます。ごはんとトイレのときはケージから出しますが、あとはケージで監禁です。
7日間の薬を飲み終える頃になったら少しずつ、様子をみながらケージから出してフリータイムも作ります。
元気になってくるとケージから出せ!出せ!とうるさいです(笑)
回復するスピードは個体差があるとは思いますが、15日~1か月もすれば普段の日常生活を送れるようになってます。
ぎっくり腰を再発させないために
ぎっくり腰は炎症が収まればラクになります。元通りの生活ができるようになりますが、ぎっくり腰は再発することもあります。
人間もそうですよね。ぎっくり腰を持っていると繰り返してしまうことが多いです。
愛犬の場合もできるだけ再発させないようにしたいもの。
ぎっくり腰になる原因をできるだけ取り除くことが克服への道なので、腰にかかる負担を取り除くことにしました。
激しい運動をさける
愛犬の場合はシニアな年齢であることを考慮して、激しい運動は避けるようにしました。
以前は定期的に全力疾走させていたのですが、いまは軽く走る程度に留めています。年相応の運動量が良いですね。
パピヨンは犬種の特徴なのか、ピョンピョンと飛び跳ねるんですよね。ご多分に漏れず愛犬もやたら飛び跳ねがちなのが心配のタネです。
太らせない
肥満は万病の元だといいますが、ぎっくり腰の元でもあります。体重が重いとそれだけ腰に負担がかかるので、太らせないことも大事です。
愛犬は骨格の大きいパピヨンで体重は7kgありましたが、少しぽっちゃり気味だったのでダイエットさせています。今は6.8kgです。
大喰らいなので油断するとスグ太るのが悩みのタネです。
サプリメントで関節ケア
加齢による筋肉の衰えも考慮して、関節ケアに良いサプリを飲ませています。アンチノールというサプリメントです。
アンチノールとはニュージーランド産のモエギイガイから抽出した脂肪酸の製品で、DHAやEPAなどオメガ-3脂肪酸をはじめ、91種類もの脂肪酸が含まれているサプリメント。非加熱なので、脂肪酸の働きを十分発揮できます。
我が家ではアンチノールの90粒入り1箱を3ヶ月に1回定期購入しています。
公式ページ⇒アンチノール
脂肪酸が関節に良いとは意外でしたが、アンチノールは関節の良くない子をサポートするサプリとして評判が良いそうですね。
なぜ脂肪酸を摂取すると関節に良いのか不明な点もあるようですが、先生によれば症状が改善される子が多いそうなのでウチの子にも飲ませました。
その後、しばらく飲ませないでいたらぎっくり腰が再発したので、たしかに脂肪酸は良い作用があったようです。
なので今はアンチノールを欠かすことはありません。
アンチノールは関節のほかにも、皮膚・被毛、心血管、腎臓の健康維持に役立つので、シニアになったウチの子にはアンチエイジングの作用も期待できそうです。
続けていたら、たしかに毛並みがきれいになったと感じます。
アンチノールは動物病院のコードがあると割安で購入できますので、試してみたい方はかかりつけの動物病院で尋ねてみてください。
こうしたケアによって、ぎっくり腰の再発をゼロにするのが目標です!
まとめ
◎犬のぎっくり腰とヘルニアの違い
わんこが腰痛になる原因として多いのは、ぎっくり腰と椎間板ヘルニアですが、このふたつはおなじ腰痛であっても中身はまったく違います。
「ぎっくり腰」は急性腰痛症といい、急激に筋肉や関節に炎症が起こる症状です。椎間板ヘルニアとは、椎間板が脊髄を圧迫する状態をいいます。
◎犬のぎっくり腰の症状
犬がぎっくり腰を起こすパターンには、
- 突然動けなくなる
- だんだん動けなくなる
の2つがあります。
痛みから威嚇する子もいるので注意が必要です。
◎犬がぎっくり腰を発症したときの対処法
犬がぎっくり腰になってしまった時に大事なのは、とにかくからだを動かさず、安静にさせます。動物病院で痛み止めの注射をしてもらうと多少、痛みが緩和されます。
◎ぎっくり腰になる原因
ぎっくり腰になる原因には、
- 骨のゆがみ
- 加齢による筋肉の衰え
- 過度な運動
- ストレス
- 寒さや冷え
などがあります。
◎完治までの期間は?
回復するスピードは個体差があるとは思いますが、15日~1か月もすれば普段の日常生活を送れるようになってます。
◎ぎっくり腰を再発させないために
ぎっくり腰になる原因を取り除くことができれば再発は防げます。
- 激しい運動をさける
- 太らせない
- サプリでケア
上記のことに気をつけて再発の予防に努めています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!